日本的な繊細さと古典的な技法で作り上げた、流れるように滑らかな木部のラインとクラシカルなフォルム、ボリューム感のある背部の絶妙なバランスが、チェア全体に温かさと程よい緊張感をもたらすアームチェア。肘に施された厚革は、視覚的な楽しさを演出するだけでなく、握った時に掌に伝わる木や革の心地よさが無意識の安らぎをもたらし、癒しの効果を発揮します。
二段に分かれた背の立体的な形状や、硬さの異なるクッション材を張り重ねた積層構造は、体全体に掛かる負荷を最大限にサポートし、長時間座っても疲れないようにと考えられたもの。座り心地のよさだけでなく、フォルムの美しさを際立たせるための高度な張り込み技術によって、スッキリとした仕上がりになっています。
効率を優先する最近のモノ作りの現場ではあまり見られることのなくなった、この古典的な技法を敢えて取り入れることで、贅沢な座り心地と、工芸品のような品格のある佇まいを生み出しました。ていねいな手しごとを守り続けているリッツウェルならではの職人技が光る逸品です。


※2024年6月24日～販売開始