愛着の育み方 | S様邸 CASE #015
S様ご家族とRitzwellの出会いは、以前 R’discovery CASE #011に登場していただいたN様邸のエピソードと重なる部分がある。奥様同士が姉妹なのだ。
“素敵な家具ブランドを見つけたの!”と、ある日S様のお姉様が親族を集めて熱心にプレゼンするところから、このエピソードは始まる。
姉からのプレゼンテーション
「姉はいつもアクティブで、これと決めたら突き進むタイプなんです。ご存知だと思いますが(笑)」。
三姉妹で最も行動力のあるお姉様に先導されるように、S様ご家族もご両親とともにRitzwell表参道ショップ&アトリエを訪れた。目的は実家の敷地内にある週末住宅の家具を選ぶためだ。
「姉からRitzwellの家具がいかに素晴らしいかをとくと聞き、じゃあみんなで選びましょうと、両親も妹家族も一緒にRitzwell表参道ショップ&アトリエを訪れました。ちょうど私たちも新居を計画中で、家具をどうしようかと考え始めていた頃でした」。
S様ご家族は、以前モダンなデザイナーズマンションに住まわれガラスのダイニングテーブルを使われていた。スタイリッシュで機能的だったが、新居では重厚感のある一枚板のダイニングテーブルをイメージしていたそうだ。
「だから初めてRitzwellの家具を見た時、“あっ”と思いました。日本製なのにヨーロッパのブランドと言われても違和感がない、しっとりと落ち着いた雰囲気。主人も私もインテリアに明確な好みや知識がある訳ではありませんでしたが、それでもQX TABLE(ダイニングテーブル)は即決でした。厚みとエッジの効いたデザインに一目惚れです。シンプルで見るからにしっかりしているし。実家(週末住宅)にあるMOテーブルの優しい感じとはタイプが違うので、今は両方楽しめています」。
ほぼ曲線で構成されたCAREZZA(ダイニングチェア)と、QX TABLE(ダイニングテーブル)の直線的なデザインは、両方を引き立て合う。材をウォールナットに揃えることで統一感を持たせた。
新居は当初中庭を囲むような間取りに憧れがあったそうだが、S様のご友人でもある設計士さんの提案で、土地の素性に逆らわない総二階建てプランとし、大きな開口部と吹き抜けを設けた。
「おかげでとても明るいリビングになりました。内壁も私の父の強い勧めもあり塗り壁にしたんですけど、明るい空間なので壁の質感がより引き立ちます。よほど居心地が良いからか暑いのが苦手なバム(ワンちゃん)も時々日光浴をしながら寝ています(笑)」。
楽しみに変わる
その後、住宅会社のインテリアコーディネーターとともに、Ritzwellのショールームでも打ち合わせを重ね、家の仕様を決めながら同時に家具もコーディネートしていかれたS様。2023年11月に完成した新居の住まい心地はいかがだろうか。
「以前住んでいたマンションはちょっとアーバンな雰囲気でしたけど、子どもの成長とともに手狭になってきたことと、やっぱり私たち夫婦も年齢を重ねて、木の温もりを感じられる、そういう住まいにしたいと思うようになりました。ガラスのダイニングテーブルに変えて、このQX TABLE(ダイニングテーブル)を使い始めてから、木に触れる楽しみもありますが、布巾で拭く時間も楽しみに変わりました。綺麗に使いたいから汚れたら直ぐに拭くように心がけています。より丁寧に、末永く大切に使い続けたいと思い始めました。今までそんな気持ちになったことがありませんでした」。
Ritzwellの家具に出会えたことで、他の商品にも興味が湧いてきたという奥様。Ritzwellの家具がS様ご家族の気持ちを変化させたとしたら、とても嬉しい。
「大学1年生の息子も、”家も家具も新しくなるなら自分もこの家に住みたい“と言って、家から通える大学に進路変更しました(笑)」。
家の力は偉大だ。
「新居完成まで保留にしていたリビングテーブルは、メンテナンスセミナーへ行った時に、再度IBIZA FORTE(リビングテーブル)を見て、やはり欲しいと思いました。実際に設置してみると、明るい床やトープ系の色の中に軽やかで素材感のあるこのテーブルが、リビングの主役のようになりました。マンションの頃は空間に余裕がありませんでしたが、今は一人掛けのラウンジチェアを追加しようかとか、色々考えたりするのが楽しいです。次に欲しいのはBEATRIXです。主人が本好きで蔵書も多いので、2階のセカンドリビングをライブラリーコーナーみたいにして、そこにBEATRIXを置いたら似合うだろうなぁ、とか。家具選びに不安を持っていた当初と比べると、今は想像するだけでも楽しいです(笑)」。
「私のお気に入りの場所はソファの前なんですけど、座面を背もたれにしてIBIZA FORTE(リビングテーブル)の下に足を入れたり、ラグに正座したりしています(笑)。ソファはどうしてもリクライニング式が欲しくて購入したのですが、オットマンがないとやっぱり不便ですね。それに3人掛けだけど3人座るとやっぱり窮屈です。主人はQX TABLE(ダイニングテーブル)の奥側、家の中が広く見渡せる角の席が気に入っているみたいです。食事もたまに仕事も同じ場所でしています。家族で一番長く座っているかも(笑)」。
メンテナンスセミナーを体験して
「先日メンテナンスセミナーに参加させていただいた時、LIGHT FIELD(ライトフィールドモデュラーソファ)に再び座らせていただいて、その座り心地の良さに改めて感動しました。そして実際に使っているというオーナーの方もセミナーに参加されていて、すごく絶賛されていました。正直羨ましかったです」。
Ritzwell表参道ショップ&アトリエにて開催されたメンテナンスセミナーは、木部オイルメンテナンスを中心に、⽇常のメンテナンス⽅法を実演形式でご紹介。家具への愛着を育んでいただけるように今後もオーナー様限定で開催する。
「メンテナンスセミナーはとても分かりやすくて楽しかったです。家に帰って早速忘れないうちにやってみました。QX TABLE(ダイニングテーブル)の天板にあった、ちょっとした油染みなどが消えて、おかげさまで見違えるほど綺麗になりました。息子にも新品みたいだねと褒められました」。
美しい木目を維持するために、半年に1回くらいのオイルメンテナンスがおすすめだ。木は加湿と乾燥を繰り返すと白っぽくなる。やすりで削らなくてもオイル塗布だけでも良い。
「メンテナンスセミナーでは職人さんが自宅で10年使った、お子様にシールを貼られたテーブルも、新品みたいに蘇るところを全部見ることができました。職人さんから直接、やり方もとても詳しく教えていただいたし、職人さんの家具愛に満ち溢れた手つきを間近で拝見して、あらためて“大事に使おう!”って、そういう気持ちになりました」。
Ritzwell owners clubのサービスには、訪問メンテナンスや張り替えキャンペーンもあるが、オーナー様同志の交流も楽しみのひとつとしてセミナー開催に至ったという経緯がある。
「そうなんですよね。さっきもお話ししたLIGHT FIELD MODULAR SOFA(ライトフィールドモデュラーソファ)をお使いのオーナー様が、“ずっとソファの上に居ます”とお話しされていたのが印象的でした。それにご夫婦で参加されていて、おふたりで家具の話をしていらっしゃって。私はひとりで参加したので、それも羨ましかったです(笑)」。
Ritzwell owners clubは発足してまだ間がないが、これから活動を本格化する予定だ。
Ritzwellの家具を選ばれて巡り会えたオーナー様たちの不安をできるだけ解消するために。
オーナー様同士の交流、Ritzwellの家具について語り合っている姿を拝見できることは、何よりのフィードバックであり、私たちにとって“愛着を記憶する家具”を育てるためのヒントになる。ショールームで出会えるのは家具だけではない。
愛着というものは
「Ritzwellに出会えて暮らしがもっと楽しくなってきました。これまで使いやすくて手頃な価格という基準だけで家具を選んでいました。家具だけではないですね、色々なものを。でも今は、ひとつのものを大切に長く使うことが素敵なことだと知り、自分たちが納得いくものを大切に使う。そういう出会いに感謝です。私たちのタイミングで出会えて幸せです。姉にも感謝です(笑)」。
お姉様にRitzwellの糸島シーサイドファクトリーを見学した時の動画も見せてもらったというS様。職人が丁寧に楽しそうに作っている姿を見て、こころが動いたそうだ。
「なんて素敵な工場なのと思いました。姉が惚れ込むのもわかります。私も行ってみたいです糸島シーサイドファクトリー。映像だけではなく家具が生まれるところに立ち会えば、もっと愛着が湧くと思います。ぜひ訪れたいです。姉の行動力を見習わないと(笑)」。
「家具は使い込んでこそ価値が分かるし愛着も湧いてくると思います。そのためにメンテナンスをするのではないでしょうか。やり方が分かれば難しくもないし、そうすればもっと家具と親密な関係になっていけると思うから」。
楽しいお話しありがとうございました。今度はご家族でメンテナンスセミナーにご参加ください。それから糸島シーサイドファクトリーにも是非!