想いをつなぐ家具|M様邸
CASE #004
はじめに感謝したい。Ritzwellの“想い”に熱く共鳴されたオーナー様に、今日も出会えたことを。ものづくりを通してその想いの全てが伝わることを、今後は奇跡とは呼ばないことにする。それが確信できたインタビューだった。
今回は東京都郊外にお住まいのM様邸を訪れた。M様のお父様の想いが詰まった住宅をリフォームすることになったのが2019年。当初は家具まで新調する予定ではなかったそうだ。
直感と共感
奥様:「築50年の古い家なので、いわゆる客間、茶の間、台所という間取りで、料理している時も孤独な感じでした。だから対面キッチンにすごく憧れていました。それでリフォームすることになってリフォーム会社のコーディネーターのKさんと出会いました。色々相談している中で家具もご提案いただき、それで家具フェアにKさんと一緒に行ったんです。そこで出会ったのがJABARA(TVボード)でした。もうカッコイイ!素敵〜!って。主人が絶対好き!と直感しました」。
旦那様よりも奥様が先にRitzwellの家具に出会われ、後日改めて旦那様とRitzwell青山ショールームを訪れたそうだ。
旦那様:「リフォームで部屋がどんな感じになるのかまだ分からないから、当初家具までは考えていませんでした。でも妻がこんな調子で勧めるものだから、一応ちょっと見てみようぐらいの、そんな感じだったんです(笑)。それで最初にRitzwellの青山ショールームにお邪魔したんですね。その時感じたのが、スタッフの方のとても丁寧な接客と商品知識をしっかりお持ちなこと。非常に良いタイミングで言葉を掛けてくださったり、皆さん家具を愛しているんだなぁっていうことが伝わってきまして」。
奥様:「その後何社かショールームを回りましたけど、主人がRitzwellをとても気に入って、帰路に着く頃には“もうRitzwellにしよう”と(笑)」。
旦那様:「チェアの手摺りの繋ぎ目とか、工作技術の高さを感じて触っていたところ、それに気が付いた女性スタッフさんがさりげなく声を掛けてくださったんです。その時私は営業されたと感じてなくて、ただスタッフさんと“共感”しただけなんですよね。私もお客様のニーズを掴むとか、或いはお客様のちょっとした動きで何を求めているのか察する仕事をしていますので、ついついそういう目線で見てしまうんですよ。だからRitzwellにしようと決めた理由は、商品もさることながら、家具に対する愛情。共感力。人。メーカーとして信頼出来ると感じたからなんです」。
こんなに有難いお言葉があるだろうか。Ritzwellスタッフの家具に対する愛情まで感じ取っていただけたとは。
M様ご夫婦がリフォームに合わせて導入された家具は、ソファ・TVボード・ダイニングテーブル・ダイニングチェア。特にプロダクトをまたいでマテリアルを揃えることができたことも、とても気に入っているポイントだそうだ。コーディネーターのKさんによると、ブラックウォルナットの床材に合わせたコーディネートもしやすかったという。
家具がつなぐもの
旦那様:「当たり前ですけれど、家具は日常的に使うものだから強度が必要ですよね。我が家は息子たちが3兄弟なのですが、多少雑に扱っても全然ガタが来ませんし、それでいて飽きがこない素晴らしいデザイン。角度を変えると現れるラインが綺麗だし、手触りも勿論。工業製品としても工芸品としても、両方の要素を兼ね備えているところがとても気に入っています。ジャパンメイドだしね」。
IBIZA FORTE アームチェアは20年前から愛されているプロダクトだ。背から弓なりにカーブさせるために、勿論ひと手間かけている。鉛筆で描かれた柔らかいストロークのような優しいラインは、IBIZAFORTEシリーズに共通する特徴なのだ。当初より永く使っても飽きないように設計されている。Ritzwellの根底にあるのは構造的耐久性と、デザインの耐久性だ。それは現在でもブレていない自負があり、そしてそれがRitzwellの強みでもある。M様ご夫婦がそこまでしっかりと受け止めていらっしゃったことが、何よりも嬉しい。
旦那様:「実は今日、伝えたいことがいっぱいありすぎて、メモを用意していたんです(笑)。ホームページで糸島シーサイドファクトリーのお話を読んだ時も、職人さんの働く環境を第一に考えていることが伝わってきました。企業によっては製造環境などにあまりコストをかけない所とかありますし、海外生産という手もないことはないと思うんですよね。でも、Ritzwellは良いものをつくるために糸島シーサイドファクトリーを造り、そしてその環境で職人さんは感性を育みながら誇りを持ってお仕事をされている。やっぱり手間は“惜しむ”ものではなく“かける”ものですよね。私はそう思います。大量生産の工業製品にはない価値を生み出すって、そういう環境からしか生まれないと思います。Ritzwell表参道店もお店の中心にアトリエを設け、職人さんとユーザーが繋がれる場になっていて、ブランドの一体感を感じました。社長さんが目指しているものはこれなんだな、と理解できました」。
奥様:「ソファで気になる所があって、WEBサイトの『お問合せ』からご連絡差し上げたら、担当の香川さんが直ぐに見にきてくださったんですよ。問題はすぐに解決したんですけど、その時の香川さん、クッションを一個一個とても丁寧に、可愛い〜〜〜〜❤︎って感じで整えてくださったんです。その手つきがとてもあたたかく、想いがこもっていました」。
旦那様:「本当、Ritzwellのスタッフさんって皆、自社愛と家具愛が強いですよね。でも私もRitzwellのすべてが好きですから(笑)。負けてないと思いますよ。ブーツにしても車にしても、気に入ったものは愛着持って大切に、ずっと使っていきたいタイプなので、これからもRitzwellの家具を友人知人に勧めていきます」。
リフォームをきっかけにRitzwellの家具たちと出会われたM様ご家族。週末には独立された息子さんご夫婦も加わり家族団欒の時間をよく過ごされるそうだ。
旦那様:「間取りを変えたら人が集まるようになったし、Ritzwellの家具にしたら子ども達が毎週の様に来て皆んなでソファに座ってくつろいでいます。その時私はダイニングテーブルの隅に座っています(笑)。ここが家族の表情とかが一番見えるんですよ」。
奥様:「でも柱でちょうどTVは見えないけどね(笑)」。
今回はリフォーム(リノベーション)に合わせての家具導入ということで、時を重ねた住宅とのコーディネートに、新たな可能性が感じられた。
良い家具は時に使う人の暮らしを変え、人生を豊かにする。M様ご家族にそんな変化が起こったのなら、こんなに嬉しいことはない。
人生を変えるような家具。それはRitzwellの臨むところ。
明日の力となるお話、ありがとうございました。
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