名品ソファ“ライトフィールド”
が生まれるまで
ブランドを代表するモデュラーソファ“ライトフィールド”を一例に、
リッツウェルの製品が世に生み出されるまでのプロセスを、各部門の仕事とあわせてご紹介します。



ゆったりとしたクッション使いが生み出すくつろぎ感と、厚革のシャープなフォルム。
空間に穏やかな安らぎと上質な緊張感をもたらす“ライトフィールド”は、ドイツのiF デザイン賞を受賞したリッツウェルの代表作です。
デザイン・開発
“ライトフィールド”が生まれたきっかけは、イタリアで出合った惚れ惚れするような美しい革。
厚革を贅沢に使ったソファをつくりたいという思いからデザインしました。
デザインをもとに図面を起こし、仕様を決め、試作を重ね、完成までに約3年の開発期間をかけています。
生活スタイルに合わせてアレンジできるモデュラータイプ。
パーツが細かく分解でき、メンテナンスもしやすい構造になっています。

企画・広報
デザイン、仕様などが確定した後は、製品の魅力をいかに伝えるか、企画・広報の出番です。
コンセプトコピーの制作、カタログ、ウェブサイト、ショールームでの展示方法など、あらゆるコミュニケーションの企画、ディレクションを行います。
また、「ミラノサローネ」や「家具と手しごと展」といったイベントでのブランド発信も、企画の大切な仕事です。

“ライトフィールド”を初披露した2015年のミラノサローネ
Photographer:Alberto Strada
販売・営業
発売日が決まると、販売・営業担当は製品の特徴やコンセプトのプレゼンテーションを受け、
プロダクトを深く理解したうえでお客さまへの販売、営業活動をスタートします。
インテリアコーディネーターや建築家といったプロユーザーさま、
ショールームやショップにご来店されるお客さまに製品の魅力をお伝えするほか、
納品後のお客さまからご意見をいただき、製品の改良につなげる橋渡し役も担います。
“ライトフィールド”は組合せパーツの選択肢を増やすなど数回にわたる改良を行い、
いまもブランドのベストセラーとして進化を続けています。

製造
リッツウェルの家具はほとんどが受注生産のため、お客さまからのオーダーに沿って製造が行われます。
“ライトフィールド”最大の特徴は、なんといっても贅沢な厚革使い。
革の検品、裁断、縫製、コバ磨きなど、細部まで職人の手しごとが光ります。
自社工場の「糸島シーサイドファクトリー」では、自然豊かな環境のなかで職人が日々技術を磨いています。


生産管理・品質管理
開発から製造、出荷まで、すべての工程でリッツウェル製品のクオリティを担保し、スムーズな生産、販売をコントロールする部門。
発注内容や納期のご要望に合わせて材料や生産ラインを確保し、独自の厳しい基準をクリアした製品だけをお客さまのもとにお届けします。


総務・経理
人事や備品管理などを担当する総務部門。お客さまの入金管理などを扱う経理部門。
どちらもリッツウェルの根幹を担う重要なセクションです。